レッスンではなく、毎年開催している「お教室ママのお話会」でのひとコマです。
一人のお母様が、ぽつりとこぼした一言。
「誰にも言えなかったんです」
その瞬間、頬を静かに流れた涙。
私はただ、そばでうなずいていただけでした。
■ 特別なことは何もしていない。
ただ、耳を傾けただけ…
私はその日、先生として何かを教えたわけではありません。
アドバイスをしたわけでも、正解を返したわけでもない。
でも、お母様の表情がふっと変わったのです。
まるで、心にかかっていた氷が音もなく溶けていくように。
その姿に、私の方こそ胸が熱くなりました。
人は“答え”を求めているのではなく、“理解されること”に救われるのかもしれない——。
そう、教えてもらった瞬間でした。
■ ピアノの音が響く前に、ママの心がほぐれているか?
ピアノ教室というと、「演奏を教える場所」というイメージが強いかもしれません。
でも、本当に音が響くためには、
その前に、ママの心が安心していることが大切なのです。
ママがピリピリしていると、
子どもも無意識にそれを感じ取り、音が硬くなってしまうことがあります。
反対に、ママが笑っていると、
子どもはまるで空気が軽くなったように、のびのびと弾き始めます。
ピアノは、技術だけでは奏でられない。
だから私は、音が鳴る前の“空気”を大切にしています。
■ 「ママが笑えば、子どもも笑う」それが教室の原点
私はピアノの先生である前に、
ママたちの味方でありたい。
誰にも言えない悩み。
一人で抱えてきた想い。
それを少しだけ言葉にするだけで、
心がふっと軽くなることがあります。
「うちの子、ピアノを続けられるか心配」
「発表会、ちゃんとできるか不安です」
大丈夫。
完璧じゃなくていいんです。
ママが、安心してそのままの自分でいられる場所。
それが、私の目指す教室です。
■ ピアノ教室で起きる“音の鳴らない奇跡”
音楽は、心の余裕から生まれるもの。
そしてその余裕は、ママの心が温かく包まれていることから始まります。
この教室では、
ピアノの音だけでなく、
**心がゆるむ“静かな奇跡”**が日々起きています。
「誰にも言えなかった」
その言葉が言える場所。
ピアノを習う理由が、“音”だけじゃないとしたら——
そこには、子どもとママの笑顔を守る力があると私は信じています。
■ 最後に
「子どもの習い事、ピアノにしようか迷っていて…」
「まずは、どんな雰囲気か知りたい」
そんなママへ。
レッスンの前に、心の荷物をおろせる場所があったら、
子どもはもっと自由に音楽と向き合えるようになります。
📍 長野電鉄「朝陽駅」徒歩7分
🎵 ピアノ/個別
レッスン
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